始めまして。
北海道の人口2,000人の小さな町でオーガニックファームを手掛けるGreen NOISEです。
2012年にアメリカシアトルより、この地に移住し、2年間の農業研修を経て、2014年よりオーガニックファームをスタートしました。
所有する圃場は有機JAS認証を受けています。(A15-102001)
ここで少しだけ、私達がここに至る経緯をお話させてください。
帰国する前の私達は、アメリカ合衆国にて留学、就職、子育てを経験しました。
15年に及ぶ米国生活の中で、3つの大きな出来事を経験し、私達の価値観は大きく変わりました。
① 2001年 9.11アメリカ同時多発テロ事件
② 2008年 リーマンシブラザース破綻による金融危機
③ 2011年 東日本大震災
①:テロへの認識と脆弱なシステムの穴を突く事件が身近にあり、誰もがその被害者になりうる危険があることを痛感し、
②:オフィスの3分2が突然解雇され、自分ではどうにもできない社会経済の大きな力を目の当たりにし、
③:忘れていた大自然の脅威を前に社会基盤はいとも簡単に押し潰されることを改めて知らされました。
特に東日本大震災では、家族が被災し、幸い無事でありましたが、家族が住む地域一体は大きな被害を受けました。
ある一過的な出来事で、「普通」や「常識」は覆されると痛感した出来事でした。
これらの経験を経て、私達は当たり前だと感じる日常は、実は非常に尊いものであり、今という時間は二度と訪れないことを強く感じるようになりました。
そして日本という祖国へ戻る決断に至ります。
それは、自助努力でできることをやっていく決意でもありました。
人間が生きていく上で最も大切な『衣・食・住』をテーマに活動を開始したことが出発点でした。
中でも農業という世界を選んだ理由は
□ 子供達に安心な食べ物を毎日食べさせたい
□ 広い土地を所有することは豊かだ
との考えがいつも頭の中にあったからです。
手に入らないならば自分で作ってみよう!と思い立って行動しました。
また自然を求めて郊外へ出かけていた私達、いっそ広大な自然がある土地を手に入れようと現在の場所を取得しました。
NOISEとは
Natural and Organic Initiatives for Sustainable Earth
の頭文字を並べた造語です。
自然に寄り添い、人と人が有機的につながる方法で、「地球や未来の世代のためになることをしよう」がコンセプト。
異文化を行き来すると、”常識” や “普通”という概念は、場所や時代によって様々であると肌で感じることができます。
そんな中でも、”地球のどこにいても共感できる普遍的なこと”を追い求めて、生活スタイルを変えてきた私達が手がけるプロジェクトです。
実際に活動を開始してからの出来ことは、ブログに書き留めていきますので、そちらも併せてご覧いただけましたら嬉しく思います!